「熟睡プラ寝たリウム ~シンギングリンと星空~」開催レポート

勤労感謝の日にあわせ、2025年11月22日土曜日、23日日曜日、きたしんプラネタリウム主催イベント「熟睡プラ寝たリウム ~シンギングリンと星空~」が開催され、2日間計4回の投影で125名の方に「眠りの時間」を体験いただきました。

 プラネタリウムでは、投影後に「ごめんなさい、寝てしまいました」と申し訳なさそうに謝られてしまうこともしばしば。でも、楽しみ方はそれぞれ。ならばいっそ、「寝る」ことを目的とした投影を!と明石市立天文科学館ではじまった「熟睡プラ寝たリウム」、今年は全国70か所以上で開催される業界名物企画となっています。
 消防署の上にあった「天文観覧室」時代から「熟睡プラ寝たリウム」を開催していたのですが、おにクル移転後初開催となる昨年からバージョンアップ!「旅するおリン」の皆さんの力を借りて、「シンギングリン」の癒しの音色の下、星空と宇宙空へご案内する特別投影を行いました。

 おにクルでの第1回となる昨年のイベントは早々に予約が埋まって満員御礼、多くの方に癒しの時間を体験いただくことができ、アンケートでも高評価をいただいたのですが、、ん?!「満員御礼」で56席が埋まっているということは、両隣に人がいるってこと?本当にゆったり寛いでいただけたのだろうか?!
 そこで第2回となる今回はあえて「定員約半分」にすることで基本両隣が不在の座席配置に、代わりに実施回数を2倍にすることで参加できる人数は減らさないという思い切った企画変更を行いました。

 「シンギングリン」の紹介のあと、癒しの音色の中、徐々に夜を迎え、いつのまにか星空案内の声が聞こえなくなり、ゆっくりの移ろう星と星座の世界へ、さらに気が付けば地球を離れ、太陽系・銀河系・さらに宇宙の果てへ。。。シンギングリンの響きが「癒し」から反転、演奏者のみなさんからのパワーを受け取りながら地球へ帰還し、いつのまにやら気が付けば夜明け。最後にゆっくり参加者全員でストレッチを行い、くつろぎの時間終了です。
 「ご希望者の方、シンギングリン、ならしてみませんか?」
終了後もおリンの音が響く素敵な時間となりました。

【定員30名強のイベントに演奏者が前後5~6名、計10個以上のおリンが響く贅沢イベント!】

 アンケート結果は今年も高評価、特に、「両隣不在でよかった」、とのお声も多くいただくことができました。一方、「隣のリクライニングしていない座席が視野の邪魔になった」というご意見や、あえて隣同士に着席されるペアの姿もちらほら。「寝るのが目的なので視野は気にしなくても・・・」と思っていたのですが、「一睡もせずに星空と宇宙空間を楽しんだ」「眠い、でも見たい!でがんばった」という回答も多く、やはり「楽しみ方はそれぞれ」を再確認。来年の座席配置はどうするか?どんな星空・宇宙空間へ誘うのがよいのか?プラネタリウムスタッフと旅するおリンの皆さんとの試行錯誤は続きます。

 次回 第3回は来年2026年秋ごろ開催予定です。お楽しみに!