【まち森の日】親子で木育ワークショップ!
木のツリーづくり&いばらき木育ジュニアサポーターへの道
先日、まちなかの森 もっくるにて開催された「茨木ファーストウッドプロジェクト」の木育ワークショップの様子をお届けします。 今回のテーマは、クリスマスシーズンにぴったりの「木のツリーづくり」。 5歳から小学生のお子様を対象とした、学びと発見がいっぱいの60分のプログラムでした。


まずは「木育(もくいく)」のお勉強から
ワークショップは、いきなり工作をするのではなく、木についての学びの時間からスタートしました。 「勉強」といっても堅苦しいものではなく、講師の方がクイズ形式で楽しく進行してくださいます。 木の種類や年輪の不思議など、大人でも「へぇ!」と思う内容ばかり。子供たちは次々と出題される〇×クイズに大喜びで、会場はすぐに和やかな雰囲気に包まれました。
実際の「丸太」も用意されており、普段なかなか触れる機会のない木の皮や重さを直接感じる貴重な体験も。親子で楽しみながら、木や環境について少し詳しくなれる時間でした。


ヒノキ香る、世界に一つのツリーづくり
学びの後は、いよいよ実践です。 今回は「木のツリー」を作ります。積み木のような大小さまざまな木片が配られ、まずはサンドペーパー(紙やすり)で丁寧にやすりがけを行います。
木片の角を取り、スベスベにするのは根気のいる作業です。 5歳のお子さんは親御さんと一緒に、小学生のお子さんは一人で黙々と集中して取り組んでいました。


飽きさせない工夫『小枝のサンタさん』
やすりがけの作業が続いて少し疲れが見え始めた頃、先生から素敵な提案がありました。 「木の枝でサンタさんを作ろう!」 大人の親指ほどの太さの枝に、ペンで顔を描き、綿のヒゲをボンドでぺたり。 この楽しい「小休憩」のおかげで、子供たちの集中力も復活。楽しみながら最後まで作業を続けることができました。


完成!あたたかみのある木のツリー
やすりがけをして滑らかになった木片を、土台となる棒に通して積み上げると……立派なツリーの形になりました! 仕上げにゴールドや赤のオーナメントで飾り付けをして完成です。


やすりで磨いたばかりの木肌は本当にスベスベで、ヒノキの良い香りが漂います。 隣には、愛らしい表情の「小枝のサンタ」も並びました。 木は、触っても、匂いを嗅いでも、見ても癒やされます。クリスマスに向けて、リビングに飾りたくなる素敵なオブジェが仕上がりました。
目指せ!「いばらき木育ジュニアサポーター」
今回のワークショップは、「いばらき木育ジュニアサポーター養成講座」のカリキュラムも兼ねています。 参加の証として、可愛らしい「木のバッジ」が授与されました。


このバッジを3つ集めると、木で作られた立派な「認定証(オブジェ)」が授与され、晴れて「いばらき木育ジュニアサポーター」に認定されます。 紙の賞状ではなく、木の温もりあふれる認定証を目指して、「次はいつ参加しよう?」と親子で目標ができるのも、この講座の魅力です。
プロジェクト・運営団体のご紹介
今回のワークショップに関連するプロジェクトと団体についてご紹介します。
茨木ファーストウッドプロジェクト
赤ちゃんが初めて出会う絵本を「ファーストブック」と呼ぶように、お子さんが生まれて初めて出会い、触れ合う地元の木を「ファーストウッド」と名付けました。 茨木市で生まれ育った木材(地域材)を活用し、自分たちの手で道具やおもちゃを作る体験を通じて、地域の自然への愛着と、豊かな感性を育むプロジェクトです。
NPO法人 木育フォーラム
今回のワークショップを運営・指導してくださったのは、NPO法人木育フォーラム(理事長:米地徳行氏)の皆様です。 「木育(もくいく)」とは、木材や森との関わりを通じて、豊かな心を育てる活動のこと。 同フォーラムでは、木を使うことが森の手入れ(間伐など)を促し、未来の自然環境を守る「循環」につながることを伝えています。 もっくるでは今後も同フォーラムと連携し、五感を優しく刺激する木育ワークショップを開催していきます。
気になった方は、ぜひ次回のイベント情報をチェックしてみてください。
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